.htaccessとは
.htaccessファイル(「分散設定ファイル」)はディレクトリ毎に設定を変更する方法を提供します。ディレクティブの書かれたファイルをディレクトリに置くことで、そのディレクトリとそのサブディレクトリすべてにディレクティブを適用させることができます。
.htaccessファイル名はhttpd.conf内の『Access Filename』で設定します。
■.htaccessを使用する際の注意点
(1) .htaccessの乱用はやめましょう
一般的に、サーバの主設定ファイルにアクセスできない場合を除いて.htaccessファイルの使用は極力避けた方が良いです。ユーザ認証の設定はhttpd.confに書くことができ、実際にはその方がより良い設定方法になります。
(2) rootアクセス権限を持たない場合に使用しましょう
.htaccessファイルはコンテンツ提供者がディレクトリ毎の設定を行ないたいけれど、サーバシステムのrootアクセス権限を持っていないという場合にのみ使用すべきものです。
(3) サーバに負荷がかかる
.htaccessファイルを使用するとサーバの性能の低下を招きます。
(4) セキュリティポリシーを明確に
.htaccessファイルを使用すると管理者が管理できない変更等をされる可能性があります。また、適切な設定を行わない場合はセキュリティ漏洩の恐れもあり注意が必要になります。