chkconfigでランレベルを管理する
サーバを起動した際、自動的にアプリケーションを立ち上げるために、ランレベルを設定する必要があります。chkconfigコマンドを使うと、ランレベルを簡単に管理できるようになります。
rpmファイルを利用し、アプリケーションをインストールした際には自動的に設定されることが多いですが、ソースファイルからインストールした時など、chkconfigに登録されない場合があります。そんな時は手動で登録する必要があります。
(例)apacheをchkconfigに登録したい
※起動スクリプトが/etc/rc.d/init.d/httpdに存在することを前提とします。
1.httpdファイルを編集する
#!/bin/sh # chkconfig: 345 91 91 ←追加 # description: Apache Boot ←追加
345はランレベル345で起動する、91 91は起動の優先順位、停止の優先順位を指し、小さいほど優先順位が高くなります。descriptionはコメント欄です。好きな名前をつけましょう。
2.ckhconfigに登録する
# chkconfig --add httpd
これでhttpdファイル内にあるchkconfig、description部分の記述を自動的に読み取り、chkconfigコマンドで使用できるように登録してくれます。
3.登録確認
# chkconfig --list httpd httpd 0:off 1:off 2:off 3:on 4:on 5:on 6:off # ls -l /etc/rc.d/rc3.d/ |grep httpd ・(略)・・・ S85httpd -> ../init.d/httpd
おまけ. chkconfigから削除したい場合
# chkconfig --del httpd