AlmaLinux9をUSBインストール

AlmaLinux9をUSBインストールするための手順をきろくします。VPSやクラウド環境に慣れてしまった人がオンプレミス版サーバ構築でOSインストールするときに役立ちますように。

用意したサーバ機:Fujitsu PRIMERGY TX1310 M3 (MEM: 4GB)
用意したUSBメモリ:ELECOM FM-HTU308GBK(8GB)

AlmaLinuxをダウンロード

Almalinuxをダウンロード AlmaLinux OS 9.6 Minimal ISO

ブータブルUSBメモリを作成

起動可能なUSBドライブを簡単に作成してくれる「Rufus」を利用しました。世の中にたくさんアプリがあるので、普段使っているものを利用してください。

Rufusを利用してブータブルUSBメモリを作成する場合

選択:AlmaLinux-9.6-x86_64-minimal.iso

ブートの種類:ディスクまたはISOイメージ
パーティション構成:MBR
ターゲットシステム:BIOS(またはUEFI-CSM)
ファイルシステム:XXX(規定)
クラスターサイズ:XXX(規定)

AlmaLinuxをインストール

必要であればBIOSの設定を変更しUSBの優先度を上げて起動してください。AlmaLinuxのインストーラーが立ち上がれば、あとはご自由に!AlmaLinux9をUSBインストールの完了です。

AlmaLinuxの最小のインターネットインストール(ネットワークインストール)は、最小限のISOイメージを使って必要なパッケージだけをインターネット経由でインストールする方法です。以下に概要と手順を紹介します。

AlmaLinux9をUSBインストールについて


🔧 AlmaLinux「最小ネットワークインストール」のポイント

✅ 最小ISOの特徴

  • 名称:Minimal ISO(Boot ISO)
  • サイズ:約 800MB 前後
  • 特徴:GUIは含まれず、**テキストベースのインストーラ(Anaconda)**が起動
  • 必要なパッケージはすべてインターネットから取得(ネット接続が必須)

📥 1. ISOファイルのダウンロード

公式ダウンロードページ:
https://almalinux.org/ja/download/

「Minimal ISO(Boot)」を選択し、ミラーからダウンロードします。

例:AlmaLinux-9.4-x86_64-boot.iso

AlmaLinux9をUSBにブータブルとして保存


💻 2. インストール手順(簡易)

  1. ISOを起動(USB/DVD)
    • BIOSまたはUEFIから起動します。
  2. ネットワーク接続の確認
    • 有線LANで接続されていれば自動検出されることが多い
    • Wi-Fi接続はコマンドライン操作が必要(Minimal ISOでは非推奨)
  3. ミラーまたはレポジトリURLの指定
    • 自動でミラーを選択するか、以下のようなリポジトリURLを手動で設定可能: bashコピーする編集するhttps://repo.almalinux.org/almalinux/9/BaseOS/x86_64/os/
  4. インストールターゲットの選択
    • ディスクの選択とパーティショニング(自動でOK)
  5. ソフトウェア選択
    • 「最小限のインストール(Minimal Install)」を選ぶ
    • 必要に応じて「SSHサーバー」もチェック
  6. rootパスワードの設定 / ユーザー作成
  7. インストール開始 → 再起動