Mattermost on Apache

Nginxの方が軽くて良いかもしれなが、Apache上で動かしたいこともあるだろう。リバースプロキシの設定について記録を残しておく。

ポートはMattemostデフォルトの8065、Let'sEncryptによるSSLアクセスが可能となる。

<VirtualHost *:80>
    ServerName xx.linuxexpert.ne.jp
    DocumentRoot "/var/www/html"
</VirtualHost>

<VirtualHost *:443>
    ServerName xx.linuxexpert.ne.jp

    SSLEngine on
    SSLCertificateFile /etc/letsencrypt/live/mm.aquila.jp/fullchain.pem
    SSLCertificateKeyFile /etc/letsencrypt/live/mm.aquila.jp/privkey.pem

    Protocols h2 http/1.1

    ProxyRequests Off
    ProxyPreserveHost On

    # WebSocket proxy
    RewriteEngine On
    RewriteCond %{HTTP:Upgrade} =websocket [NC]
    RewriteRule /(.*)           ws://localhost:8065/$1 [P,L]
    RewriteCond %{HTTP:Upgrade} !=websocket [NC]
    RewriteRule /(.*)           http://localhost:8065/$1 [P,L]

    <Proxy *>
        Require all granted
    </Proxy>

    ProxyPassReverse / http://localhost:8065/

    # CORS / Security Headers
    Header always set X-Frame-Options SAMEORIGIN
    Header always set X-XSS-Protection "1; mode=block"
    Header always set X-Content-Type-Options nosniff
    
    ErrorLog logs/xx-error_log
    CustomLog logs/xx-access_log combined
</VirtualHost>


Mattermostの技術的な特徴・長所

  1. オープンソースのリアルタイムチャットプラットフォーム
  • ソースコードはMITライセンスの下で公開されており、自由にカスタマイズ・拡張可能。
  • WebSocketやHTTP/REST APIを用いてリアルタイム通信を実現。
  1. 自己ホスティングとインフラの柔軟性
  • Docker、Kubernetes、オンプレミスサーバーなど、多様なインフラ上に展開可能。
  • スケールアウトや冗長化に対応し、大規模環境にも適用可能。
  1. 高性能なリアルタイム通信
  • WebSocketを標準でサポートし、低遅延でのメッセージングを実現。
  • KafkaやRedisと連携して、スケーラブルなメッセージ配信を構築可能。
  1. API駆動の拡張性
  • REST APIやWebSocket APIを公開し、外部ツールやカスタムアプリケーションと連携可能。
  • プラグインやWebhookを利用して、通知や自動化を実現。
  1. 認証・認可の多様な選択肢
  • LDAP、Active Directory、SAML、OAuth 2.0などと連携可能。
  • ロールベースアクセス制御(RBAC)やチャンネルごとのアクセス制御もサポート。
  1. データの永続性とストレージ
  • PostgreSQLやMySQLなどのRDBMSをバックエンドに採用し、メッセージ履歴や設定情報を保存。
  • ファイルストレージにはAWS S3やローカルストレージを利用可能。
  1. セキュリティとコンプライアンス
  • TLSによる通信の暗号化。
  • 監査ログやアクセスログの記録。
  • セキュリティポリシーに基づいた設定とカスタマイズが可能。
  1. プラグインとカスタム統合
  • Reactを用いたカスタムプラグインの開発が可能。
  • REST APIやWebhookを通じた他システム連携。
  1. コンテナ化とCI/CD対応
  • DockerイメージやHelmチャートによる容易なデプロイ。
  • GitOpsやCI/CDパイプラインと連携し、自動展開と管理が可能。
  1. 多プラットフォーム対応
    • Webクライアント(ブラウザ)、デスクトップアプリ(Windows, macOS, Linux)、モバイルアプリ(iOS, Android)を提供。
    • ネイティブアプリを通じて高パフォーマンスな操作性を実現。

長所のまとめ(技術的観点)

  • 高い拡張性とカスタマイズ性:API・プラグイン・Webhooksを駆使して独自機能や外部システムとの連携が容易。
  • インフラ選択の自由度:オンプレミス、クラウド、コンテナ化など、多様な展開方法に対応。
  • リアルタイム性:WebSocketやメッセージキューを用いた低遅延通信。
  • セキュリティと認証:企業運用に必要な認証連携やアクセス制御をサポート。
  • スケーラビリティ:水平スケーリング、クラスタリングにより、大規模環境にも対応。

もしさらに深掘りした技術的ポイントやアーキテクチャについて知りたい場合は教えてください!