Sambaアカウントが原因でWindowsからアクセス出来ないときの調査方法

他のPCからSambaにアクセス出来ているからサーバは問題ないし、N/WもF/Wも問題ない、なのに特定のWindows PCからのみSambaにアクセス出来ない、ってときの調査方法です(結局Sambaのアカウントを作り直すのが早いのですが)

※Windowsのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。

net use \\サーバ名\共有フォルダ名 /user:Sambaアカウント名 パスワード

正常な場合

コマンドは正常に終了しました

エラーの場合

システム エラー 67 が発生しました
ネットワーク名が見つかりません

サーバ名が間違っている



\\サーバ名\共有フォルダ名 のパスワードが無効です
システム エラー 86 が発生しました

ログインに失敗しているのでアカウントかパスワードが異なっている



同じユーザーによるサーバーまたは共有リソースへの複数のユーザー名での複数の接続は許可されませんサーバーまたは共有リソースへの以前の接続をすべて切断してから再試行してください

Sambaアカウント名が既に使われていて拒否される



システム エラー 5 が発生しました
アクセスが拒否されました

共有フォルダへのアクセス権が付与されていない

アカウント名もパスワードも正しいのにどうしてもログインできない場合は、Sambaアカウントを作り直してください。

Windowsネットワーク共有でログインできない場合、PCやネットワークの再起動、ネットワーク探索の有効化、共有設定の確認、資格情報マネージャーでの資格情報の削除と再入力、およびアクセス権の確認と設定が有効な対処法です。パスワード保護共有が有効になっている場合は、Windowsアカウントにパスワードを設定しているか確認し、適切な資格情報を入力しましょう。

PC側での確認と対処

  1. PCの再起動:まずは接続できないPCを再起動し、サーバーの接続情報が残っていないか<<!/>>確認します。
  2. ネットワーク探索の有効化:コントロールパネル > [ネットワークとインターネット] > [共有オプション]を開き、[プライベート]ネットワークで「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」がオンになっているか確認します。
  3. 資格情報マネージャーの確認:資格情報マネージャーを開き、該当のネットワークの資格情報を削除して、再度アクセスする際に正しい資格情報(ユーザー名とパスワード)を入力します。
  4. パスワード保護共有の設定:ファイル共有側のPCの「すべてのネットワーク」設定で「パスワード保護共有」が無効になっているか確認します。

共有フォルダ側での確認と対処

  1. 共有設定の確認:共有フォルダのプロパティを開き、「共有」タブで「詳細な共有」設定を確認します。
  2. アクセス権の確認:「アクセス許可」の設定を確認し、アクセス権のあるユーザー(Everyoneなど)が正しく設定されているか確認します。
  3. 同時接続数の確認:共有フォルダには同時接続数に制限があるため、上限に達していないか確認します。

その他の対処法

  • 他のデバイスからの確認:別のPCから同じ共有フォルダにアクセスできるか確認し、問題が特定のPCに起因するのか、ネットワーク全体に起因するのかを切り分けます。
  • SMB機能の確認:サーバー側のSMB機能が有効になっているか確認します。